ご要望、ご質問については、にまでお気軽に。
次へ 利用者からのご質問
このアプリに回答する人はおおよそどういう立場を想定していますか?
ご返答
東北地方にて水稲生産をしており、直播栽培に初めて取り組み1年試作する場合に、適切な作業・管理によって移植並みの収量を目標とする立場を想定しています.(笹原)
利用者からのご質問
このアプリで一つの直播技術を推奨する方法は学術論文として認められているのですか?
ご返答
「東北地方を対象とした水稲直播栽培の技術選択を支援するWebアプリケーションの開発と検証」として「農業経営研究」技術論文として第59巻第3号(2021年10月)に発表しました.このアプリのアルゴリズムについて,掲載されています.(笹原)
利用者からのご意見
各技術の特徴をこのアプリで整理して発信してほしい.
各技術導入に必要な費用を示す方が良い.
ご返答
次の第1表「技術の特徴と分岐のポイント」に整理しました.
技術を使うための費用は導入事例ごとの背景や、メーカー・販売店・作業委託業者に応じて必然的に異なるので、以前は示しませんでした。しかし、度重なるご要望があるため、2022年3月以降のバージョンでは、あくまで1例にすぎませんが、各技術の使用のための費用を示しています(次の第2表と技術推奨ページ).(笹原)
利用者からのご意見
初めの質問に回答しただけで移植を推奨されて終わってしまうのは、唐突だと感じた.
ご返答
2022年3月以降のバージョンでは、この点を改訂しました。Q1~5においてご回答者様が直播に向かない状況だと推察される選択をされた場合でも、最後に一つの直播技術を推奨します。ただしご回答者様への直播の推奨にあたっては何点か懸案事項が存在することを、推奨と同じページに示します。その点をよくご留意ください.(笹原)
利用者からのご意見
Q2について,減水深は多くとも、かけ流しに近い状況を維持できる場合は直播ができるはずだ.
ご返答
直播をやりたい,または不耕起の良さを生かしたいため,水もちが良くないにもかかわらず通水を続ける方法を採られる方がいらっしゃいます.これは不可能ではありませんが,除草剤が薄くなって無駄が生じやすい,養分が流亡しやすいなどの欠点がありますので,おすすめしません.また,通水をずっと続けられる圃場があることは一般的ではないと考えられます.注:水持ちは一日あたり2cm以上の減水深であるとき,良くないとされています.(笹原)
利用者からのご意見
農研機構では「振動ローラー式乾田直播」というものを開発している。愛知県開発のV溝直播技術が選択肢として載っているのに、農研機構開発の技術が載っていないのはなぜか?
ご返答
直播選択ドットネットは東北にて普及段階にある技術を対象としています。振動ローラ式乾田直播は作付け切り替え期間が短い二毛作水田でも乾田直播を実施するために農研機構九州沖縄農業研究センターで開発された技術です。30-40psの比較的小型なトラクタでも乾田直播のための鎮圧ができるところが特徴です。以下のリンク先において紹介されています。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/
publication/pamphlet/tech-pamph/130102.html
この技術を選択肢に含める「九州版の直播選択ドットネット」については、現在構想中です。しばらくお待ち下さい。
「振動ローラー式乾田直播」にご興味のある方、個別のご相談には、sasa@affrc.go.jpか、九州沖縄農業研究センター水田作研究領域水田作業体系グループへご相談をいただきたいと存じます。(笹原)
利用者からのご質問
東北の人しかこの結果は使えないのか?
ご返答
先日、伝統ある乾田直播地帯である岡山に行ってまいりました。直播を選ぶ前提条件が東北とは全く異なっていることを確認しました。西日本ではこちらと違うご指導がされているので、西日本からもご回答いただいたことはあり、嬉しいのですが、このサイトでおすすめする結果については、ご参照程度にとどめておいてください。個別のご相談には、上記へメールをいただけると農研機構のスタッフ等に相談し、ご返答させていただきます。(笹原)
利用者からのご意見
冬の代かきができるようならば、V溝乾田直播を検討したい。
ご返答
アンケートへのご回答ありがとうございます。経営規模やお持ちの装備からも、V溝は可能だと推測されます。ご無理のないようにご検討ください。(笹原)
利用者からのご意見
カルパーの湛水直播をしています。今回の結果を見て、多少コストがかかってもカルパーが無難な方法かと思いました。また新しい技術が出来ましたら、よろしくお願いします。
ご返答
ご感想をお送りいただきありがとうございます。当面農研機構から自信を持っておすすめできるのは今回の6種類だと認識しておりますが、また新技術をご紹介できる機会があることを私も楽しみにしております。(笹原)